[必読]伊藤幸弘・不登校ひきこもり解決
外科的な要因、あるいは臓器疾患などが要因となって病欠する場合はあくまでも「欠席」であって、その期間によらず「不登校」とは考えません。
しかし、「うつ」や「統合失調症」、さらには「パニック障害」などに代表される
これは「不登校」に分類されることが多いようです。
パニック障害の改善、克服の仕方
とはいえ、重度の統合失調症で、たとえば心神耗弱もしくは心神喪失、あるいはそれに準ずる状態が長引く、あるいは頻発する生徒・児童の場合、やはり「欠席」となることが多いと考えられます。
これらの精神疾患の場合、不登校であるかどうか以前に、自身もしくは他者のセキュリティー保全の観点からも、加療することが望まれます。
医師の診断に基づいた判断で
また、自閉症やアスペルがー症候群など、協調性を著しく失うタイプの発達障害、さらにはその他もろもろの知的障害に関しても、どちらかと言えば不登校に悩むというよりも、学校側が加療をすすめる、あるいは、いわゆる「特殊学級」への編入を強くすすめることが多いとされています。
ただ、これに関して保護者が反対するケースは多く、それが原因でトラブルとなることもまれにあります。自閉症、アスペルがー症候群以外にも、注意欠陥・多動性障害などもこの類に含まれることになります。
ですから、疾患が原因で不登校、あるいは登校不可能となってしまった場合には、保護者と教師との間のやりとりで解決をはかるのではなく、とにかく医師の診断に基づいた判断と、本人の意思が尊重されるべきであると考えられます。
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