[必読]伊藤幸弘・不登校ひきこもり解決
不登校児の多くは
学校に行きたくないほど学校には自分の居場所がありません。
だからと言って自宅も学校を休んでいる手前、両親の目もあり決して居心地が良いわけではありません。
学校か家かを選んだ結果、自宅の方がマシという決断をしただけなのです。
自宅が決して自分の居場所だと思っている人は少ないのです。不登校児は自分の居場所を探している事が多いです。
ただ、生徒の中でその選択肢がまだ、学校か自宅かの2択しかないだけなのです。
学校内で居場所が見つからない、家が居場所だと思っていない。そんな八方塞がりの状態で苦しんでいるかもしれません。
どうしても学校で居場所が探せないのなら学校で探す必要はありません。
居場所のひとつ、フリースペースやフリースクール
不登校児の受け皿の一つにフリースペース、フリースクール等があります。
民間団体などが非営利活動の一環として既存のカリキュラムにこだわらない自由な過ごし方とともに、様々な事を学べる場所です。
全国各地にあり多くの不登校児やひきこもりの生徒などが通っています。
野外活動など様々な経験をすることが出来、複雑な問題を抱えた生徒同士の交流など通い始めて生き生きとした生活を送れるようになった人も数多くいます。
フリースクールやフリースペースこそが自分の居場所だと感じている不登校児も多いのです。
公的な学校では無い為、転校と言う形ではなく、今通っている学校に在籍し通う事になります。卒業資格を取ることは出来ませんが通っている学校の出席扱いに出来る事もあります。
また、義務教育ではない高校生の場合には高校卒業程度認定試験や定時制高校や通信制高校を併用するなど学歴の事も考えられている事も多いです。
NPO法人フリースクール全国ネットワーク
https://www.freeschoolnetwork.jp/
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不登校生徒のためのフリースクール
小学生や中学生、あるいは高校生、そして彼らを子に持つ親、あるいは受け持ちにもつ先生であれば、「不登校」という問題に直面してしまう可能性はだれにでもあるといえます。
正直あまりありがたい話ではありませんが、近年不登校の問題というのは、それだけあらゆる生徒、児童には身近なものになってきているのです。
それに実際、発生件数も右肩上がりになってしまっているのです。
しかし、問題を放置しないのが日本の美点でもあります。不登校の生徒を何とか立ち直らせることができないかと、日夜いろいろと議論され、研究されています。
そして、一定の成果と言いますか、ある解決策、もしくは解決のための手がかりが得られる施設が年々多くなってきているのです。それが、いわゆる
フリースクールでは、不登校になってしまっている生徒や児童を受け入れ、不登校から立ち直らせる、もしくは不登校によって補えなかった学習を習得する場を提供するための特殊な施設です。
「フリースクール」というと、「無料の学校」という意味にもとることができますが、しかしそれは大きな間違いです。
公立の小学校や中学校、もちろん高校も含め、授業料をはじめとする諸経費は、フリースクールのほうが圧倒的に高いといわなければなりません。
もちろん、フリースクールによって料金体系が大きく異なるため、はっきりしたことをここで申し上げることはできません。
しかし、実際には私立学校に入学させる以上に大きなお金が必要になる場合がほとんどであるといえます。
とすると、まずはお金の面でクリアできることが、フリースクールを利用する上で最低限必要になることであるといえます。
また、同じ「フリースクール」とは言っても、提供するサービスはその施設によって大きく異なることになります。
たとえば、不登校から立ち直らせることを目標にするスクールもあれば、学校復帰ではなく、学校の代わりにスクールで学習するというスタイルの施設もあります。
もちろん、それによって料金体系も異なってきます。
フリースクールは全国的に増えてきているので、もし環境を変えるためにそういった施設を利用したいと考えるのであれば、立地的な条件でも選択肢は豊富であるといえます。
それに何も地元のスクールを利用する必要はなく、あえて遠くの地にあるスクールを利用するという考え方も悪くないはずです。
いずれにしても、本人に一番合ったスクールを利用することが当面の目標になります。